こんばんは、アントニオ傘野です。
イシ貝(2匹)
タナゴの産卵シーズンは春先がメインですが
一部の品種は秋タナゴとも呼ばれ
ちょうど今頃が産卵期、というものがいます。
カネヒラ(1ペア)
青いメタリックな婚姻色が特徴のカネヒラですが
日本に生息するタナゴの中では最大種とされています。
産卵期を迎えますと
メスの腹部から産卵管と呼ばれる突起が出てきまして
それを上手く使い、2枚貝の出水管に
「エイショッ!」
という感じで卵を放り込みます。
そうしますと、ビッカビカにみなぎったカネヒラ(♂)が
2枚貝の入水管の口元で・・・ビュッ・・・っとやるわけです。
イシ貝さんは何を言うでもなく
水を吸ったり吐いたりし続ける訳ですが
いつの間にやらお腹のなかに10匹程の赤子が・・・
という、何とも不思議な三角関係を結んでいるのです。
産み付けられた卵は1週間程度で孵化しますが
カネヒラさん家の子供たちはイシ貝さんのお宅で
そのまま冬を越します。
春先になりますと1cm程に成長した稚魚が
「どーも、お世話になりましたぁ!」
と、元気に旅立っていきます。
水面の向こう側は本当に謎に満ちています。
惚れた腫れたで騒ぐワイドショーも真っ青ですよね・・・
本日はこのへんで、それでは!
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アントニオ傘野
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