【わんこのおやつ紹介】愛犬のための「シカ肉」のススメ

こんにちは、あちゃです!
ますます寒い日が続きますね。

実はこんな寒い時期になるととある「お肉」が市場に多く出回りはじめます。

それはシカ肉

日本では11月15日~2月15日 まで狩猟が解禁となるため、狩猟鳥獣であるシカやイノシシのお肉(ジビエ)のシーズンがはじまります。

そんなシカ肉は愛犬にとってもメリットの多い 低アレルギー、低脂肪、高タンパクな食材として知られています。

とはいっても、私たち人間にとってもあまりなじみ深い食材ではないのも事実ですよね?

そこで、今回は良いこといっぱいなシカ肉についてまとめてみました。


「シカ肉」ってどんなお肉?

ジビエって?

シカ肉は「ジビエ」という呼ばれ方をすることがあります。
そもそも「ジビエ」ってなんでしょうか?

ジビエとは狩猟で得た野生鳥獣のお肉を意味するフランス語。
国内ではシカだけでなく、イノシシやカモなどの鳥類も含まれます。

これらの野性を駆け回っている動物の肉は低脂肪で高タンパク、そして犬などの野生を刺激する独特の香りを持っています。

なんとなーくのイメージで肉が固い、臭みがあるなどの印象を持たれがちなのですが適切な調理や加工がされていれば、人にも犬にもおすすめなヘルシーで栄養豊富な食材です。

シカ肉の特徴

そんなジビエの中でも、野山を駆け回り、木の実や草を主食としているシカのお肉は、脂肪の少ない引き締まった赤身のお肉で知られています。

なんと家畜である牛や豚の肉に比べてそのカロリーは半分程度にもかかわらず、タンパク質は豊富に含まれています。

さらに、体内の脂肪を燃焼させる働きや疲労・ストレス軽減などの効果があると報告されている「アセチルカルニチン」という成分が豊富なため、ダイエット用食材としても知られています。

信州ジビエ普及委員会「鹿肉の栄養価」より引用

タンパク質が豊富だとうれしいことって?

タンパク質は筋肉などの材料となる体にとって必須な栄養素。

人間でも犬でも、加齢に伴って徐々に筋力が低下していきます。

筋力が低下するとあまり動かなくなります。そして動かなくなったことによりさらに食欲や運動量が低下してどんどんと動けなくなる負のループに陥ってしまいます。

そのため成長期だけでなく、シニアの犬にはタンパク質を適度に補うことによって筋力を維持してあげることがおすすめされています。

逆にお勧めできない場合は?

逆にオススメできないのは総合栄養食を食べずにお肉系おやつばかりを食べているような「タンパク質過多」の場合

タンパク質は過多に摂りすぎると腸の中で消化しきれず「腐敗」しはじめます。

そうなると腸内細菌叢のバランスを崩してしまうので、例えば

  • 脱毛、皮膚が荒れるなどの皮膚トラブル
  • 目ヤニが増える
  • うんちが臭い

などの症状がではじめます。

そのため、なにより大事なのは栄養素のバランス。

一般的にはカロリーベースで総合栄養食のごはんを90%、10%をおやつやトッピングにすることが推奨されています。

現状でそのバランスが崩れているままであれば、シカ肉おやつはあまりお勧めできません。

アレルギーとシカ肉の関係性

近年、犬の食物性アレルギーがとても増えているといわれています。

犬では口の周りなど食べ物が触れる部分や目の周りや耳などの皮膚が薄い部分をかゆがるなどのサインが出てきます。

毎日同じ食材を食べていると特に食物性アレルギーを発症する可能性も高くなる傾向があるようです。例えば牛・豚肉や大豆・小麦などのよく使用されている食材がアレルギーを起こしやすいといわれています。

そのため、「普段あまり接しない食品だから」という理由でシカ肉がアレルギーのリスクが少ない食品と言われる理由のようです。

シカ肉のデメリット

いいことがいっぱいに思えるシカ肉。
しかし、まったくデメリットがないわけではありません。

  • 普段流通しづらいので価格が高い
  • 赤身が多く、身が固めなことが多い
  • ごくまれにライフル玉などが混入する恐れがある

などです。

そのため、愛犬のためにはきちんと品質が明確にされた信頼のおける会社から選びたいですね。


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