酸素石と夏休みの自由研究

どうもRhincodon progeneticaです。

 

今回は酸素石とそれを用いた夏休みの自由研究について話したいと思います。

最後には夏休み向けの商品もまとめてあります。

 

アクアリウムをやっている方なら酸素石という名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

非常用や運搬用、飼育用など長期間利用できる物もありますがどんな原理で酸素が発生しているか知っていますか?

 

酸素石を知らない方もいると思うので簡単に説明します。

 

酸素石とは水槽内に入れておくだけで酸素を供給してくれるタブレット状の石のことを言います。

これが酸素石です。

https://www.shopping-charm.jp/Items.aspx?tid=14&catid=1121300000

他にもバクテリア付きのものもあるので見てみてください。

※画像下のURLで見ることができます

 

飼育用や生物採集時に使用できるのもがありますが、基本的に淡水専用となっています。

それはなぜかという解説もしていきます。

 

まず酸素石の利点を紹介します。

・電気を使用せず酸素を水中に添加できる

・持ち運びの際に便利

・非常用として重宝する

などがあります。

 

次に酸素石の原理について解説します。

酸素石は過酸化カルシウムと水を反応させて水酸化カルシウムと酸素を発生させます。

次に水酸化カルシウムが水槽内の二酸化炭素と結びついて炭酸カルシウムが発生します。

 

式で表すと次のようになります。

CaO2 + H2O → Ca(OH)2 + 1/2 O2

Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O

 

なにが問題なのかと思う方もいると思うのでここからは詳しく解説していきます。

 

まず水酸化カルシウムについてです。

水酸化カルシウムは水に溶けにくい性質を持っています。

なので酸素石には酸化反応促進剤が塗られていることがあります。

この酸化反応促進剤の効果で2~3日は気泡が良く発生します。

その後は酸素供給がなくなってしまうわけではありませんが、かなり減ってしまいます。

酸化反応促進剤が塗られてはいますがすぐに酸素が発生するのではないため、今すぐに酸素を供給しなければならない場合には使用できません。

 

また

水酸化カルシウムとはpHをアルカリ性にするための調製剤にも使用されている消石灰のことなのです。

消石灰は強アルカリ物質で、飼育水をアルカリ性にしてしまいます。

 

さらに

炭酸カルシウムを発生させてしまいます。

炭酸カルシウムは水の硬度を上昇させる効果があるので飼育水の硬度が上昇してしまいます。

 

多くの淡水魚は弱酸性~中性の軟水を好みます。

エビ等の甲殻類は特に水質に敏感で、人気の高いヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、ビーシュリンプにはかなりの害になります。

試しに使用したところ酸素石からなるべく離れて水槽の底面でじっとしていたのが観察できました。

これほどエビ等の甲殻類は水質に敏感なのです。

また、多くの商品には古代魚やナマズにも使用しなしでくださいとありますが、これは水質に敏感な種類が多かったり、身体の作りが一般的な魚と異なるからです。

なので、酸素石はなるべく使用せず飼育するのがオススメです。

 

しかし、万が一の時のために持っておいたり、生物採集で捕獲した生き物を輸送する際に使用するのは推奨できます。

理由は水質の変化より酸欠が恐ろしいからです。

酸欠になってしまうと、ほとんどの魚は死んでしまいます。

なので非常時や採集した魚を持ち帰る際などは酸素石を使用しましょう。

このセットがあれば魚を持ち帰るのにも便利です!

次はなぜ海水では使用できないかの考察です。

酸素石は上記で説明したように化学反応を起こし酸素を添加するものです。

海水中には淡水と違って数多くの成分が含まれており、予想外の反応を起こしてしまう可能性があります。

なので海水での使用はオススメできません

 

酸素石について上記のことをメリットとデメリットに分けてまとめます。

 

メリット

・電気を使用せず酸素を水中に添加できる。

・採集や持ち運びの際に便利。

・非常用として重宝する。

 

デメリット

・酸素以外の副産物が水をアルカリ性にしてしまう。
・エビ等の甲殻類、ナマズ系の魚、古代魚には使用できない。
・海水への使用はおすすめできない。
・長期間の使用はおすすめできない。

 

以上が酸素石のメリットとデメリットです。

 

飼育用として酸素石を検討している方は、上で挙げたデメリットを踏まえるとあまりオススメできません。

なので
電源を用意できるのであれば、ぜひエアレーションを採用しましょう。

フィルターをつけれるスペースがある方はぜひフィルターを使用してあげてください。

水槽内に入れる投げ込み式フィルターというものもあるので、それなら水槽周りにスペースを必要としません。

前置きが長くなってしまいましたが次は自由研究についてです。

上記で登場した酸素石について研究です。

 

この夏、金魚すくいをした方やする予定の方もいるのでないでしょうか?

この自由研究ではその金魚すくい用の袋を使用します。

金魚すくい用の袋がない方はこの袋がオススメです。

観賞魚を購入したことがある方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?

 

次に、用意していただいた袋に水を同じ量入れてください。

その次に、片一方の袋に酸素石を入れてください。

これで準備は完了です。

後は1時間ごとなど、時間を決めて酸素量を計測するだけです

 

酸素量を測定するにはこちらがオススメです。

酸素量だけでなく他の成分も測定してみたいと思う方は下のキットを使用してみてください。

上で説明したpHや硬度も測定することができます。

さらに、上のキットにはこのブログの内容とは異なる自由研究の手引きがついてきますのでこの自由研究は難しいと思う方でも簡単に行うことができます。

1日でもかなりいい自由研究になると思いますが、時間が長ければ長いほどデータの量も増え、変化が分かりやすいと思うので、ぜひ水槽などの水を入れられる容器でやってみてください。

水槽を使用するのであればこちらがオススメです。

ベタの飼育などによく使用される水槽です。

自由研究が終わったらこの水槽でベタを飼育するのもいいですね。

最後に、エアポンプやチューブ、金魚飼育にオススメの水槽セットとSNS映えする水槽、夏休みに最適な生物採集セットなどを載せておきますので、ぜひご覧ください。

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Rhincodon progenetica

メダカをメインで飼育し、小型魚や大型魚、甲殻類も飼育しています。

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