いまこそ、川魚!

まもなく夏本番、梅雨明けですね。
どうも、無銘何処守権兵衛です。

先日発売されました、アクアライフ8月号。
夏だからこそ!見つけて飼って殖やして楽しめる!
日本産淡水魚の特集が組まれていましたね。

もちろん読まれたかとは思いますが・・・
もし未読なら↓から今すぐクリックして注文しましょう!

さて、日本産淡水魚は当店で購入することもできますが、やっぱり、自分で野生の姿を”見て”、自分で”捕まえて” 立派に”飼う”のが醍醐味ですね!

梅雨が明け、密を避けなければならないこのご時勢。自然の中で日淡と触れ合う絶好の機会かもしれません。

今回は、そんな日淡たちに合うために、また持ち帰るために、有用なアイテムを紹介します!

まずは捕まえるために!
網とバケツ、活かしておくためのエアーポンプがセットになった基本的なセットです!

足場が安定している、近所の小川や池などでの採集ならこれで十分なセットですね。
とれた魚はバケツにエアーを入れておくことで活かして持ち帰ることができます!
それでもあまり過密にしてしまうと死んでしまうことがありますし、たくさん持ち帰ってもうふつう飼いきれないので、持ち帰る数は飼える数までにしましょう。

コンクリートで護岸されているような川にはなかなか魚はいませんが、ある程度自然の豊かな川で、草の茂みを網でつついてみたり、石の下流に網を構え、石をひっくり返したりすると・・・魚が入ることがあるでしょう。

お住まいの地域によって採れる魚は異なりますが、およそ全国的に分布しており、比較的採れやすい魚は次の通りです!

アブラハヤ
東日本の、キレイな川での定番種ですね。
西日本ではよく似た「タカハヤ」が採れます。
アブラハヤは側面の黒い線が比較的はっきりしておりますが、タカハヤはこの線が不明瞭であることから見分けられます。
オイカワ
美しい日本産淡水魚の代表種ですね!
オスの鮮やかな婚姻色は見事です。
かなり泳ぎ回る魚ですので、小さくとも60cm水槽以上での飼育がオススメです。
カワムツ
こちらもオイカワと並び、色鮮やかな日本産淡水魚です。
状態が良いと赤と黄色の婚姻色が大変見ごたえある色に仕上がります!
こちらもかなり泳ぎ回る魚ですので、60cm水槽以上での飼育がオススメです。
マドジョウ
砂地や泥での定番種ですね。掬うとにょろにょろしてます。
水槽の残飯掃除要員にピッタリですが、良く見ると顔もなかなか愛嬌があります。
シマドジョウ類
しましま模様がオシャレなドジョウの仲間です。
砂地や石の下などに隠れていることが多いです。
水槽内の残飯処理要員としても有効です。

なお、実は種類がかなり多く・・・
シマドジョウ、スジシマドジョウとかつて呼ばれていた種類も、
現在では生息域によりかなり細分化され、
と~っても奥深い魚になりました。
ヨシノボリ類
石の下や茂みに隠れている定番の小型ハゼです。
愛らしい顔つきな上水槽内ではぴょこぴょこと跳ねるように泳ぎ、
可愛らしい日本産淡水魚です。
飼育も容易ですが縄張り意識が強く、
数を入れ過ぎるとケンカしてしまうため持ち帰りは少数にしましょう。

実はかな~り多くの種類がおり、地域限定の種類もいます。
見分け方は難しいものの、慣れて見分けられるようになると楽しくなってきます。
どこにでもいるようで、実はと~っても奥深い・・・そんな魚です。
ヌマチチブ
黒い体に青い斑点がまばらに散らばる美しいハゼです。
可愛らしい顔つきですが縄張り意識がかなり強く、
複数匹での飼育にはあまり向きません。
人なれしやすい魚ではあるので、単独で飼ってみるのも楽しいかもしれませんね。

他にも魅力的な魚たちはたくさんおりますが、広い地域で比較的良く採れるのは上記の種類ですね。近所に自然豊かな小川があれば、色々探ってみるのも楽しいでしょう!

ではここから先は・・・
もっと、日淡の採集を楽しむなら。
欠かせないグッズを紹介します!

タフネット はその名の通り頑丈なネットで、本格的な採集には欠かせない網ですね!
普通の魚網に比べて大変頑丈で、普通の網では草むらに何度も押し込んでいると壊れてしまうことがありますが、タフネットはその程度では壊れません。
少々お値段は張りますが、岸辺の草を突いてよし、浮石の下流に構えてよしの優れものです。

これさえ着ればもう本格派。
長靴では入れないような少し深いところにも、このウェーダーがあれば入れます!
採集目的で遠征までするレベルになるようであれば、必携のアイテムですね。
川から別の川へ移動する際は、良く洗ってから移動しましょう。

カー電源からも、乾電池からも電源が取れる便利なエアーポンプです!
お魚目的で遠征するようになれば、もはや立派な日淡マニアですね!
地域限定の魚もいますので、そういった魚を狙いたくなったらこのぐらいの装備はあってもいいかと!
車内でも、フィールドでもこれ1台で賄える最強のエアーポンプですね。

遠征先で採れた魚を記録に残しておきたい。
よく似た魚とじっくり眺めての同定が必要。

そんな場面もあると思います。
そんなときにこのふぉっとっと。魚が見やすく、記録にもばっちりです。
採集のおともに、必携のアイテムですね!

新しいことを始めるには、まず形から。
最初から本気で行くぜ!!遠征もバンバンするぜ!
という方にはこちらのセット。
本気でガサガサ採集を始めるための必需品が一揃いしています。

お魚採集のチートアイテム。もんどり。
上手くいけば大量の魚がゲットできる優れものです。
ただし、強力すぎるがゆえに多くの河川では使用が禁止されるなど、制限が掛けられているケースが多いです。
このため、ご使用の際はその河川でのルール等を良くご確認の上、使用禁止区域では使用しないでくださいね。

その他のお役立ちアイテムもまとめておきます!

たくさん採れると、つい嬉しくなって全部持ち帰りたくなってしまうものですが、持ち帰りは飼える数だけにとどめ、残りはリリースしましょう。
また、リリースの際は必ず捕まえた川に逃がさなければなりません。
持ち帰る前にリリースするか、持ち帰るか判断しましょう。
遺伝的多様性の保全や寄生虫などの観点から、持ち帰ってからやっぱり逃がす といったことは絶対にしてはいけません。

また、慣れないうちは安全第一で足場の良い、近所のフィールドで採集しましょう。
慣れてきても安全第一で、深追いして危険な状態にならないように、心がけましょう。
また、河川によっては漁業権などのルールで、採ってはいけない魚種・時期が定められている場合もあります。
採集に出かける前に、こういった安全面の確認や、ルールの確認もしておきましょうね!
あともちろん、天気の確認も。
採集当日が晴れていても、前日に大雨が降っていたりすると川のコンディションが良くない ということはよくあります。

それでは今回はこの辺で。
次回をお楽しみに。

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無銘何処守権兵衛

普段は昆虫ブログでヒラタの記事書いてます。 アクア器具ブログも始めてみました。 小型魚/小型水槽が得意ジャンルなので、必然的に小型水槽向けの紹介が多くなると思います。 よろしくお願いします。

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