どうも、無銘何処守権兵衛です。
今回は「簡単にできる」そして、「生き物の不思議が学べる」
自由研究のテーマ例を紹介しようと思います。
ただ早く終わらせるだけじゃなく、せっかくなら、面白い結果も出してみたいですよね。
というわけで、夏祭りでも簡単に手に入れられる、金魚を使った実験はいかがでしょう。
さて、金魚にも餌の味や形に、好みはあるのでしょうか。
色々なエサの中でも特に好きなエサがあるのか、それとも食べられれば何でも良いのか。
好きなエサに偏りはあるが、個体によっては少数派のエサが好きな個体もいるのか。
といった点を調べてみようかと思います。
そこで今回の実験に使用するのがこれ。
テトラ ゴールドフィッシュ メニュー。
高品質な4種のフードが1つに入っている、金魚に嬉しいフードのセットです。
4種類均等に好むわけではなく、偏りがあったりするのではないでしょうか?
・金魚のエサの好みには偏りがあるかどうかを調べてみる。
ことが、今回の実験でのテーマとなります。
準備
・テトラ ゴールドフィッシュ メニュー 62g
・水容量10L程度の小型水槽やバケツなど
(金魚が1匹、悠々と泳げるサイズがあればOKです。)
・小赤や残ったエサを掬いだす網
・小赤 10匹以上
小赤は金魚すくいなどで予め準備しておきましょう。
この実験のためだけに小赤を飼いだす・・・というのはちょっとナンセンスかもしれません。お祭りで掬ってきた金魚が家にいるなど、既に金魚を飼っている方におすすめできる実験です。
ただ、あまり数が少ないと正しい傾向が出ませんので、出来れば10匹は欲しいです。
数が足りなければ
こちらで調達してしまうのもおすすめです。
調べる魚の数は多ければ多いほど正確な結果を出せます。
どこまでこだわるかは、始業式までの残りの日程やご自身のやる気と相談してみてください。
手順
1、実験前日は小赤に餌を与えず、空腹にさせます。
2、10L程度の水槽に小赤を1匹だけ入れます。
3、4種類のエサを同時に撒きます。
4、どのエサを一番最初に食べたのか記録します。
5、記録したら、小赤と残ったエサを取り除きます。
6、先程記録した個体とは別の個体を水槽に入れ、3~5を個体数分繰り返します。
こうすることで、少なくとも10匹分の、どのエサを最初に食べたのか
つまり、4種類のうちどのエサが好きなのか
の記録が得られます。
さて、結果については、どうだったでしょうか?
結果を見て、自分なりの考えを最後に添えれば、それらしくなると思います。
魚によって最も有効なエサがある という方向に話を広げても良いですし、なぜそのエサを好む魚が多いのか理由を考えてみるのも良いでしょう。
また、人間と同じで個性がある と言う方向に話を広げても良いでしょう。
ここまでできれば、とりあえず提出できる自由研究の結果としては十分でしょう。
また、金魚に限らず、家で飼っている熱帯魚や、海で採った海水魚でも似たような実験をしてみても良いかもしれません。
その場合、こんなフードを使ってみると良いでしょう。
熱帯魚用
海水魚用
なお上の手順はあくまでも一つの例であり、自分で少しアレンジしてみても良いかもしれませんね。
より正確に調べて、ただ終わらせるだけじゃなく高評価を狙うなら、次の点に気を付けて実験するとさらに良いでしょう。
・調べる魚の数は多ければ多いほど良いです。
⇒20匹でも30匹でも。
調べる数は多ければ多いほど、より正しい傾向を導き出すことができます。
・できるだけ魚のサイズは揃えた方が良いです。
⇒体のサイズにバラツキがあると、口のサイズも変わります。
これによって、好みが変わってしまうかもしれません。
・1匹記録して次の1匹に移る際、できれば水は全て変えた方が良いです。
⇒実験後半の魚は、前に入れたエサの臭いが残っているため、1匹目と必ずしも同じ条件とは言えません。
無銘何処守権兵衛
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