後2回・・・

皆さんこんばんは、急激な環境の変化に
心も体もついていかないチンネンです(笑)
ホトケドジョウ
ホトケドジョウ
小さな小川などに生息する日本固有のドジョウです。
他のドジョウに比べ小型で
最大で7cmほどの大きさにしかなりません。
寸詰まりな体型とやや平たくなった頭部が特徴で
なんとも言えない可愛らしさがあります。
浮遊性が強く、他のドジョウのように砂に潜ったりはせず
水槽内を元気に泳ぎまわります。
野生化では小型の巻貝などを好んで食べているので
スネールイーターとしても役立ちます!!
もちろん人工飼料も爆食中です!!
水質の悪化と高水温には弱いので
それさえ注意すれば飼育は容易だと思います。
続いて・・・
ナガレホトケドジョウ
ナガレホトケドジョウ
一緒じゃね!?
なんて声が聞こえてきそうですが・・・(笑)
こちらは大型の河川に生息する日本固有のドジョウです。
1994年に新記載された比較的新しい種になります。
目元から吻端にかけて黒いラインが入ることで
ホトケドジョウとの見分けがつきます。
飼育環境などはホトケドジョウと変わらないので
こちらも水質の悪化と高水温に注意すれば
飼育は難しくないと思います。
日本には今回ご紹介した2種のように
姿形が良く似ている別種などが数多く
生息しています。
これらの種の多くが近縁種であり
簡単に交雑をする可能性があります。
野生化では自然の力により生息環境が
細分化されており交雑を防いでいます。
※生息域のかぶる地域などでは野生交雑も見られます。
近年外来生物の帰化などが問題となっています。
その多くがペットとして飼育されていたものが
逃げ出したり、捨てられたりしたものです。
これは外来生物に限った事ではなく
国内に生息する種でもおこっています。
本来ならばその地域には生息していない種が
国内のほかの地域で繁殖し在来の種を
脅かしているのが現状です。
コレを国内帰化と言います。
日本には多くの固有種が存在し
年々その数は減少してきています。
国内に生息している生き物だからと言って
近くの河川や池、用水路などに離すのは
それらの種を脅かす危険があります。
これらの種を守り、後世に伝えて行くためにも
お店などで買った生き物は
最後まで責任を持って飼育しましょう!!
なんだか物凄く硬い話になってしまいました(笑)
でも凄く大事な事なのでこの場を借りて書かせていただきました。
楽しい趣味の世界を守っていくためにも
皆様宜しくお願いします。
それでは今日はこの辺で。
また次回もよろしくお願いします。

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チンネン

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